こちらわ、
ジョン・アレキサンダー・スケルトンの20aw CVIII
British Woven Morning Suitから、
ストライプ・ジャケットになりマス↑
コロナ禍において、
劇場を舞台に、モデルを一切使わず、
服を着たマネキンたちを実弟のリアンが白塗りのマネキンに扮し、詩を暗誦しながら発表していくと云ふ素晴らしいコレクションでした。
古いフレンチワークにも散見する、
巧みに織られた綾織のストライプ生地を使い、
40年代あたりのイギリス軍のホスピタルジャケットを元ネタにした作品です。
一見、ワークウェアやミリタリーなどの男臭い無骨な印象を受けますが、
マルタンガルバックや肩にさりげなく寄せられたプリーツが、静謐でエレガンスな生地と愛まわり、
ラグジュアリーでドレッシーな1枚です。
他にも、ラペルやポケット位置、腕が長く着丈が短めで、立体的なパターンからくる丸みを帯びたフォルム、アイコニックな特大のホーンボタンなど、見所わ随所にありマス。
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サイズ:M/M
肩46cm 袖丈64cm 身幅52cm 着丈73-69cm
大切に着ていたため、シェルにダメージ等なく綺麗です。
ジャストサイズで着用していたために、力の掛かるライニングの脇部分に糸の解れが出ました。
シルク糸で補修・補強しておりマス。
生地同士が擦れる箇所に若干の色移りがあるかもしれません。
出品にあたり、自然由来の洗剤を用いて水を通したクリーニング済みです。
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1着の服を作るために、
今を生きる自分に常に新しい問いを立てながら、
膨大なアンティークやヴィンテージ・ウェアのパターンを組み合わせ、これまでに無かった服を新しい文脈で作り出しているスケルトン。
この現代アートの様な手法わ、
服飾の歴史において、特段新しい手法ではないが、
彼の作る服わいつも新しい感動に満ちている。
クラシカルな装いの中に、
いつもどこか現代を超えた「歴史」の妙を感じさせられる。
近代以降に、機械化・合理化の元で見捨てられてきた手仕事や織り機で織られた生地が物語るのわ情緒だけでわない。
天性の才能。感動の天才。沈思黙考、服飾と云ふ人間の歴史への学究の徒とでも云い魔性か。
スケルトン初期のハイライトからの1着。
ゼヒご検討下さい。
驚きや感動わ、いつも人を若返らせ成長させる。
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